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「髪の整形」最強の髪質改善について超詳しく書いてみた。



「髪質改善」。


生まれ持った髪質に悩みやコンプレックスを持たれている方は一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?


ここ最近の美容室での流行っているメニュー=バズワードでもあります。


しかしながらその定義は曖昧です。

「今日、美容室に髪質改善しに行くんだ」と聞かれて、一体どんなことをするんだろうと不思議がる方が

大半だと思いますし、

「一体どんなことをされるんだろう」と思いながら美容室に来店される方も少なくないと思います。


そんな方の不安を少しでも取り除き、生まれ持った髪質への悩みやコンプレックスに対する解決方法が示せれば嬉しいです。



 

1,髪質の悩み=癖毛とは何が原因?


癖毛の原因は大きく二つあります。


髪の内部の細胞分布と、毛根の形状です。


まず、ざっくりと分けると髪は3層構造になっています。

外側からキューティクル、内部を満たすコルテックス、芯となるメディラ。


髪の断面で直毛と癖毛を見てみましょう。






ものすごくざっくりとした子供が描いたような絵ですみません(笑)


毛髪内部のコルテックス細胞には、少なくとも2つの種類があります。

直毛は2種類の細胞の分布の偏りがなく円状に分布しているのに対し、

癖毛はこれらの細胞が偏って分布していて、その偏りが大きいほどくせが強いことがわかっています。

毛髪はオルト様コルテックスが外側になるように曲がったりねじれたりして、くせやうねりになるのです。



厄介なことに、毛根の形状が真っ直ぐでも、コルテックス細胞の偏りは起こります。

アフロヘアのような強い癖毛は、毛根も曲がっていて、コルテックス細胞も大きく偏っています。


日本人、ひいてはアジア人の癖毛は、コルテックス細胞の偏りによるものが多いと思います。



まとめ 癖毛の原因は、髪の中の細胞の分布が偏っているから。



 

2,髪質改善は何をする?(あるいは髪質改善と縮毛矯正の違い)


上記で記したように癖毛の原因は2種類。

そのうちの髪の内部のコルテックス細胞の形状を変えちゃおう、というのが髪質改善であり、昔からある縮毛矯正です。


代表的な工程

最初の薬剤でキューティクルをこじ開けて、コルテックス細胞内の結合を切ってバラバラにします。

その後、ストレートアイロンで形を整え、酸化させて再結合させます。


これは、髪質改善でも縮毛矯正でも同じです。


では何が違うのか。

それは求めるゴールです。


縮毛矯正というのは、その名の通り縮れた毛を真っ直ぐに矯正する、というもの。

つまり癖が伸びたら、成功です。


しかしながらキューティクルをこじ開け、コルテックス細胞をバラバラにして、揚げ物ができるくらいの温度に熱したアイロンで真っ直ぐにするという工程上、避けがたい問題が生じます。


それは、髪の柔らかさが失われる、ということです。


下の絵をご覧下さい。



髪の内部の7,8割はタンパク質です。

タンパク質というのは熱を加えると性質が変わります。


卵の白身は生だと透明でドロドロですが、熱を加えると白くなり硬くなりますし、

マニアックなところだと、アカエイなどの海に棲息する生き物の毒はタンパク質毒なので、熱を加えることで弱毒化、あるいは無毒化できます。


このようにタンパク質でできているものは非常に不安定で、熱に弱いのです。


これを髪に置き換えてみましょう。


コルテックス細胞のタンパク質に薬剤を作用させて、高温で熱する。

これは細胞の分布を綺麗にしながらも、その性質そのものも変わってしまうということです。


代表的な例では、縮毛矯正をして髪は真っ直ぐなったが、硬く痛んだ感じする。

巻いてもすぐとれてしまう。見た目が不自然、などです。


これは癖を矯正して真っ直ぐにするということの代償として、

卵の白身のプルプルの状態から硬くなってしまったように、髪もしなやかさを失ってしまったということです。

極端にいうと、髪に見えるが髪にあらず、という状態になってしまったということです。

この現象の悲しいことは、性質が熱によって変わってしまったタンパク質は、もう元には戻せないということです。


縮毛矯正をしたが、硬い質感が気に入らない!元に戻したい!と思っても、もう元には戻せないのです。


私が行なっている髪質改善は、この縮毛矯正のデメリットをなくしたい、と考えて開発しました。


簡単にいうと、


コルテックス細胞の形状を変えながら、しなやかさを与える。


しかし髪質改善でも高温のアイロンを通します。

ですから「しなやかさ」を与えるどころか失わせてしまうはずです。

そう、この前提は矛盾しています。

しかし、数々の方法と薬剤を試しているうちに、まさに「ストライク」なものを見つけたのです。



 

3,癖毛をダメージ毛ととらえる。


最初に記した通り、癖毛の原因は髪自体に問題がある場合と、毛根に問題がある場合。

両方に問題があるといわゆるアフロヘアのような髪質になります。

ですが日本人のいわゆる癖毛でそのような髪質はそこまで多くなく、


実際は「自分の髪はなんとなくまとまりにくいが、癖毛という認識はない」程度の方が非常に多いです。


つまり癖毛に対する施術では効果が強すぎることが多いということです。

ホットケーキを焼くのに、中華料理店で使うような強力な火が出るコンロはいりませんよね。


そこで私は、癖毛に対して考えるのではなく、ダメージ毛に対して考えるようにしました。


ダメージが進むと髪は硬くなったり、まとまりにくくなります。

トリートメントは皮膜を形成するだけなので、本当の解決にはなりません。

ではどうするか、


コルテックスの形状を整えて、表面をコートしてあげれば良い。

これだけです。

そう、これは縮毛矯正の考えと同じです。

ただ、使用する薬剤や細かい方法が、私の髪質改善では大きく異なるのです。


薬剤や細かい方法に関しては企業秘密なので書くことができませんが、、

私はスキンケアを作る会社の代表を3年ほど前からしていて、

その中から得た知見から、日本人の髪質にぴったりな薬剤、方法を見出すことができました。


乾燥肌とオイリー肌、という分け方がありますよね。


縮毛矯正は、乾燥肌を一気にオイリー肌まで向かわせる施術です

私が行なっている髪質改善は、乾燥肌を普通肌、つまりバランスの良い状態に導くものです。



 

4,目指したのは、元から髪が綺麗な人と思ってもらうこと。


私の顧客様で、継続して髪質改善をしている方が口を揃えていうのが、

「髪質が綺麗で羨ましい」と言われるということです。


「どこの美容室に行っているの?」「ストレートかけてるの?」とはならずに、元から髪が綺麗な人だと思ってもらえているということ。

裏方仕事をしているものにとって、これほど嬉しいことはありません。


癖があるのかないのか分からないが、髪がまとまりづらい方、

湿気に弱い方、

巻いてもすぐとれてしまう方、

もちろん、癖でお悩みの方。


幅広く対応させて頂きますので、よろしくお願いします。














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